近藤直子さん 親子教室だより
日に日に寒さも和らぎ春ももうすぐそこまで来ているようです。
今年度の親子教室もあと1ヶ月となりました。
子どもたちと一緒に生活しお散歩や製作リズムと様々な活動に取り組む中で、心が揺さぶられる楽しい経験や大好きで憧れの存在である友達との関りを通して今まで嫌がったり、興味のなかったことに自分もこうしたい!こうなりたい!とやってみようとする瞬間があります。
そんな時に近藤直子さんの言葉が重なります。「人間は意味を感じたことに向けて主体的になり、自分で変わっていく存在です。・・・自分ですることを選び、したい世界を広げ、思いを言葉に乗せて伝える自由も広げていく、そうやって人間としての自由を自分で広げていくことが発達なのです」。
これは大人も子どもも同じで、自分の人生を歩んでいくこと、「自分らしさを求め続ける過程なので到達したと思ってもまた新たな自分を求めていく」ことだそうです。
大人の私たちと同じなんだ、そう思うとなりたい自分になるために葛藤しながら喜怒哀楽を表現する子どもたちが一層愛しい存在になります。
そしてわくわく親子教室でその場を作ることに気持ちが一層引き締まる思いです。
さあ、3月も子どもたち自身が変わっていく姿を楽しみにいっぱい遊びまししょうね。
引用:近藤直子著 子どものかわいさに出会う 乳幼児期の発達基礎講座
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