子どものかわいさに出会う 併行通所だより
ようやく厳しい寒さも和らぎ、陽ざしの中に春の陽気を感じられるようになりました。
くじらグループでみんなそれぞれの時間を過ごし、いよいよ年長さんは卒園の時期を迎えることになりました。
昨年度も引用した文章になりますが、近藤直子さんの言葉で「人間は意味を感じたことに向けて主体的になり、自分で変わっていく存在です。・・・自分ですることを選び、したい世界を広げ、思いを言葉に乗せて伝える自由も広げていく、そうやって人間としての自由を自分で広げていくことが発達なのです」とあります。
思えば年少年中のころは、みんな緊張しながら通い始め、保育士を頼りに気持ちを向けて世界を広げ、「したいこと」を見つけることから始まりました。
たっぷりと「したい」を見つけ、したいことが「できる」自分へと成長しました。
そして自分を中心にした世界から、周りに目を向け、自分のできることやできないことに気づき、自分の気持ちと相手の気持ちを知り、新たな目で自分の周りの世界を見直し大きく世界を広げています。
自分を変えていくことで今までとは違うことに挑戦したり、難しくても何度もやってみる姿へとまた成長しています。
春の旅立ちを前に、年長さんの益々の成長を楽しみにすると共に、後に続くくじらグループのみんなが自分らしく自分を変えていく過程に私たちも寄り添っていきたいと強く思っています。
引用:近藤直子著 子どものかわいさに出会う 乳幼児期の発達基礎講座
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